ソリューション

外国籍の候補者を、日本語でも英語でも、同じ基準で見る

英語で面接できる担当者は社内に限られます。AI面接官が日本語と英語で一次を引き受け、評価とその根拠は日本語で読めます。職務の評価軸は言語と分けて置くので、日本人の候補者と同じ物差しで並べられます。

課題

英語で面接できる人が限られ、母集団のほうを絞ることになる

外国籍の候補者を採用するとき、最初に詰まるのは面接官です。英語で面接できる担当者は社内に数人しかおらず、その人の予定が空くまで選考が止まります。そのため面接の枠に合わせて、母集団のほうを絞ることになります。

  • 英語で面接できる担当者が限られ、一次面接の枠が足りない
  • 時差のある候補者と日程が合わず、往復だけで日数がかかる
  • 日本語で行った面接と英語で行った面接で、見ているところが揃わない
  • 日本語運用力の見方が面接官ごとに違い、記録にも残らない

軸の置き方

言語が変わっても、職務の評価軸は変えない

営業として何を見るか、開発として何を見るかは、日本語で面接しても英語で面接しても同じはずです。言語ごとに別の基準を持つと、候補者を並べられなくなります。職務の評価軸は1つにしておきます。

そのうえで、日本語運用力を選考で見るなら、職務の評価軸とは別の軸として置きます。文化庁の「日本語教育の参照枠」が手本になります。CEFRを踏まえ、熟達度を「何ができるか」の記述で示す形式です。業務の場面に置き換えると、こうなります。

顧客・取引先の対応

商談で話す

L5

想定外の質問にもその場で応じ、相手の反応を見ながら話の運びを変えられる

L4

用意していない話題でも要点を押さえて説明し、認識のずれを直せる

L3

準備した内容なら、質問に答えながら最後まで進められる

L2

やりとりは成立するが、込み入った話は言い換えや確認を要する

L1

定型のやりとりに限られ、話題が広がると止まる

社内の文書

読み書き

L5

書き手の意図まで含めて読み、同じ水準で書ける

L4

仕様や議事録を正確に読み、自分の担当分を過不足なく書ける

L3

定型の文書を読み書きでき、不明点は自分から確認できる

L2

短い文の読み書きはできるが、長い文書は時間がかかる

L1

定型句の読み書きにとどまる

会議の場

議論に入る

L5

議論の流れを掴み、異なる意見に根拠を示して応じられる

L4

自分の意見を述べ、質問に答えながら合意に持っていける

L3

求められれば意見を述べ、他の人の発言を踏まえて応じられる

L2

聞き取りはできるが、発言は促されたときに限られる

L1

内容の把握に集中し、発言まで届かない

出典
記述の形式 — 文化庁「日本語教育の参照枠」(文化審議会国語分科会 報告、2021年)。CEFRを踏まえ、日本語の熟達度を「何ができるか」の記述で示す形式。全体的な尺度はA1からC2までの6段階。
段階の数 — 上記は5段階の採点にあわせて置き直した例で、参照枠のA1〜C2とは対応しません。
各段階の記述 — 当社が上記の形式にならって作成した、業務場面の例です。公的に定義されたものではなく、公的な日本語試験の代わりになるものでもありません。

職務の評価と言語の評価を混ぜないことが要点です。日本語運用力を足切りに使うのか、入社後に伸びる前提の参考値として扱うのかは、職種によって変わります。評価軸を自由記述で定義できるサービスなら、この2つを別の軸として置けます。

論点

外国人採用で先に決めておく3つのこと

01

どの言語で面接するか

業務で使う言語に合わせるのが基本です。業務が日本語なら日本語で見る意味があり、業務が英語なら英語で見るべきです。候補者の母語に合わせるかは別の判断になります。

02

日本語運用力を合否に含めるか

含めるなら、職務の評価とは別の軸として置きます。入社後に伸びる前提なら、足切りではなく参考値として扱う形になります。

03

誰が結果を読むか

英語で行った面接でも、評価とその根拠を日本語で読めるなら、現場と人事の全員が同じ材料を見られます。英語を読める人だけが判断する状態を避けられます。

運用

言語が分かれても、工程は1本

面接の言語が分かれても、工程は1本です。職務の評価軸を1つに保ったまま、言語だけを候補者に合わせます。

01

募集開始

業務で使う言語を決め、面接の言語を合わせます。職務の評価軸は、言語に関係なく1つです。

02

一次選考

時差があっても日程調整が要りません。候補者は自分の時間帯で受けられます。

03

結果の共有

英語で行った面接も、サマリーと評価の根拠を日本語で読めます。英語で面接できる担当者を待たずに次へ進めます。

04

現場面接

深掘りすべき点を申し送りとして渡します。現場は、根拠となった発言と録画を確認してから会えます。

05

軸の見直し

選考時の評価と入社後の評価を並べて、どの軸が結果につながったのかを確かめます。言語の軸も同じように見直せます。

次の募集へ

例として、1つの職種の募集を5つの段階で示しています。実際の区切りは、選考フローに合わせて設計します。

評価軸を自社で所有する場合のみ、5が回ります。標準フレームを借りる形でも一次選考は回りますが、日本語運用力を別の軸として足したり、職種ごとに重みを変えたりはできません。言語の軸を自社の業務に合わせて書けるのも、自社で定義した基準だけです。

関連ページ

論点別に、さらに詳しく

外国人採用の論点は、いくつかのページに分かれています。関心の近いところから読んでください。

拠点

多拠点採用 →

拠点や国が分かれても、共通の質問項目と評価軸を当てる。同じ基準のスコアで横に並べる。

基準

評価標準化 →

面接官によって評価が割れる問題。同じ評価軸を全員に当て、根拠を記録として残す。

前さばき

書類選考自動化 →

海外の学歴や職歴が並ぶ書類を、同じ基準で解析する。面接の前でどこまで絞れるか。

選び方

AI面接ツールの選び方 →

5つの層と6つの問い。評価軸を誰が持つかで、選ぶべきサービスが変わります。

比較

AI面接サービス比較9選 →

主要9サービスを4つの型に分類。質問・評価軸・検証の3軸で、どこに差があるかを公開情報から。

見直し

評価軸を書き換えたら、過去の面接で試せる →

書き換えた評価軸で、過去の面接を採点し直す。全対話記録で試せることと、試せないこと。

よくある質問

何語で面接できますか

日本語と英語に対応しています。その他の言語はご相談ください。面接の言語は募集ごとに設定します。

英語で行った面接は、誰が読めますか

日本語で読めます。サマリーは英語・日本語・両方を切り替えられ、評価の根拠は面接での発言を引用したうえで、日本語の説明が併記されます。英語を読める担当者だけが判断する状態になりません。

日本語運用力はどう測りますか

職務の評価軸とは別の軸として設定します。ページの例のように、業務の場面ごとに段階を書けます。公的な日本語試験の代わりになるものではありません。資格や試験のスコアと併せて見る前提でお使いください。

日本語ができない候補者でも使えますか

業務で英語を使う職種なら、英語で面接できます。業務が日本語の職種では、日本語で面接したうえで、運用力を別の軸として見る形になります。どちらの場合も、職務の評価軸は同じものを当てます。

海外にいる候補者でも受けられますか

受けられます。URLを開くだけなので、時差があっても候補者の都合のよい時間に実施できます。日程調整の往復がなくなる分、海外の候補者ほど効果が出ます。

何件から使えますか

フレックス(1件単位・最低100件)が入りやすい規模です。効果が見えるのもこのあたりからで、定常運用に移るならスターター(年240件)、件数が多いならグロース(年500件)になります。料金の詳細はこちら

日本語運用力の段階を、自社で書けません

書けている必要はありません。業務で実際に日本語を使う場面を挙げていただければ、それを材料に当社と一緒に作れます。職務の評価軸も同じです。でき上がったものを自社が持ち、あとから書き換えられる形にします。

募集している職種と、業務で使う言語をお聞かせください

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